望まない妊娠をしないように、SEXの時にちゃんと避妊をしていたつもりでも・・・。
避妊に失敗してしまうこともあるかもしれない。
生理が来ないと心配になるよね。
そんな時の確認手順とタイミング、ポイントをまとめた記事。
本当は「生理が来ない!」「妊娠してるかもしれない!」と不安になる前に、読んでほしい。
本当は、男の子にも女の子にも、SEXをする前に知っておいてほしい。
これも大切な “命と性の話” だから。
1.生理が来ない! 妊娠検査薬を試すタイミング
生理予定日を過ぎても、生理が来ない。
避妊はしていたつもりだけど、SEXはした。
まさか!でも! SEXをしたら、妊娠の可能性もゼロじゃない。
そんな状況になった時、女の子は不安でいっぱいだよね。
いつもは面倒だと思っていた “生理” なのに、「お願いだから生理が来て!」と祈ってしまう。
私もそうだったから、よく分かる。。。
そんな状況で不安な時は、まずは薬局やドラッグストアで売っている “妊娠検査薬” を試してみよう。
それでも妊娠の反応も出ず、生理も来なくて心配な場合は、病院を受診してみよう。
2.妊娠検査薬で 妊娠の反応が出た場合
①.中絶についての基礎知識
避妊をしていたつもりでも、避妊が失敗してしまうこともあるかもしれない。
その結果、妊娠検査薬で妊娠の反応が出てしまうこともあるかもしれない。
そうなれば、出産するにしても、中絶するにしても、とにかく時間が勝負!
妊娠してすぐに赤ちゃんが生まれる訳じゃないけど、だからと言って、1人で悩んでいる時間もあまり無い。
中絶が出来るのは、妊娠22週未満までだから。
“妊娠22週未満” っていうと分かりにくいけど、だいたいの目安は、最後に生理が来た日から5ヵ月以内。(6ヵ月後半になると中絶出来なくなってしまうので、余裕を持って5ヵ月以内としています。)
それを過ぎると中絶は出来ない。
もう出産するしかない。
でも “最後に生理が来た日から5ヵ月” っていうのは、あくまでも目安で「中絶の選択まで5ヵ月間も時間がある」ということじゃないよ。
その5ヵ月の間に、悩んで、相談して、決断しなくちゃいけないことがある。
その決断がすぐに出来るとは限らない。
もし中絶をするなら、早ければ早いほど体への負担は少ない。
中絶にも、そのタイミングによって “初期中絶手術” と“中期中絶手術” に分かれるの。
①-1.初期中絶手術とは?
①-2.中期中絶手術とは?
妊娠12週~妊娠22週未満(だいたいの目安は、最後に生理が来た日から3ヵ月~5ヵ月以内)
人工的に陣痛を起こして、強制的に出産させる方法。
2~3日の入院が必要。
堕胎した胎児の死亡届を役所に提出する必要があり、火葬などの手続きも必要。
これを見ても分かる通り、中絶と言っても “初期” と “中期” では リスクが全然違うの。
中絶をするなら、もちろん初期の期間内に行ったほうがいいし、そう考えると、体に負担のかからない中絶が出来るのは、妊娠12週未満まで。
最後に生理が来た日から、だいたい3ヵ月以内。
意外と短いの。
②.まずは 病院(産婦人科)で受診!
②-1.病院(産婦人科)での受診時の 確認ポイント
妊娠検査薬で妊娠の反応が出たら、まずは、すぐに病院(産婦人科)に行って、下記のポイントについて自分の体の正しい情報を得ること。
悩んでいても解決しないし、無駄に時間が過ぎるだけ。
① 今、自分は妊娠何週目なのか
② 出産する場合、出産予定日はいつなのか
③ 中絶する場合、いつまでに決断しなければならないのか
④ 初期中絶手術が出来るのは、いつまでか
診察の時に、必ず “最後に生理が来た日” と “避妊に失敗してしまったSEXをした日” を聞かれるはず。
だから、女の子は普段から「リズム法」で、生理が来た日とSEXをした日の記録を取ることを習慣にしておこう。
(「リズム法」については、こちらの記事を ↓)
②-2.親にバレずに病院(産婦人科)受診が出来るか?
「親にバレずに・・・」って、気になるとこだよね。
あなたが、すでに社会人で 自分の保険証がある場合には、普通に受診しても もちろんバレないよ。
だけど もしあなたが、まだ未成年や学生で 親の扶養に入っている場合には、普通に保険証を使って3割負担で受診した場合、あとで親にバレる可能性がある。
保険証を使って受診をすると、年に数回、それまでに受診した病院名と診察費が通知される仕組みになっているから。
だから、保険証を使わずに受診すれば、親にはバレないけれど、費用は全額自己負担となってしまうの。
(受診する前に病院に電話して、全額自己負担の場合の診察費用を確認しておこう。)
病院に1人で行くのが不安だったら、もちろん相手の男の子に付き添ってもらってもいいと思うよ。
妊娠してしまったら、たとえ望んでいなかったとしても、それを無かったことにはもう出来ない。
妊娠を隠し通すことも、絶対に出来ない。
覚悟を決めて、命と向き合うことが大事。
だけど、どんな人にも「出産するか・中絶するか」を選ぶ権利がある。
もちろん、あなたにも。
幸せになるために選んだ結果は、どちらを選んでも間違いじゃないよ。
3.病院での診察が終わり、妊娠が確定したら・・・
病院を受診して、出産か中絶かの選択のリミットが分かったら、次は相談。
まずは、2人がどうしたいのか。
そして、“2人の気持ち” と “病院での受診結果” を持って、自分の周りの信頼できる大人・・・
つまり “親” に相談。
親に相談するって、すごく勇気がいるよね。
だけど、これは出産するにしても中絶をするにしても、これからの2人の人生に関わる大事なこと。
出産するなら、なおさら 2人とこれから生まれてくる赤ちゃんをサポートしてくれる人が必要。
中絶をするにも、あなたが未成年で、まだ親の扶養に入っているようなら、どこの病院も保護者の同意なしには中絶はしてくれないでしょう。(20歳以上なら親の同意なしでも可能です。)
覚悟を決めて、親に相談するしかない。
相談するのは、もちろん早いほうがいい。
親だって人間だから、子供から「妊娠した」なんて相談されたら、最初は受け止めきれずに冷静ではいられないでしょう。
大声で怒鳴られるかもしれない。
でもそれは、あなたのことが心配だから。
だけど、どんなに叱ってしまっても、結局 親は『1人で悩まずに、正直に打ち明けてくれてよかった』って心の中では思うはず。
でもそれも “これからのことを一緒に考える時間” があってこそ。
中絶が出来なくなってしまったタイミングで相談されても、親に出来ることは限られてしまう。
だからこそ、早めに相談することが大事。