「すごく緊張しちゃう」っていうことあるよね。
心臓がバクバクして、頭が真っ白になって、声も震えちゃったり。
一生懸命、準備したはずなのに、練習したはずなのに、本番になると緊張で普段は出来ていたことも出来なくなってしまう。
緊張でチカラが発揮出来ない時ってあるよね。
そんな時には、本番前に思い出して。
緊張を和らげる、魔法の言葉を。
1.良い緊張 と 悪い緊張
“緊張しやすい人” っているよね。
私もそう。すごく緊張してしまう。
試合とか、面接とか、プレゼンとか。
そんな場面では、どんな人でも少しは緊張するでしょう。
でもそんな場面でも、緊張しながらもチカラを発揮出来る人もいれば、緊張で全くチカラを発揮出来ない人もいる。
私の場合はまさに後者で、いつもだったら出来ることが、緊張するとガチガチになって出来なくなってしまう。
『なんでこんなにビビリなんだろう』
『もっとメンタルが強くなりたい』
と思ったことは数知れず。
緊張しながらもチカラを発揮出来る人と、緊張で全くチカラを発揮できない人。
その差は、一体どこから来るのか?
その原因はまさに「良い緊張と悪い緊張」の差。
言いかえれば「適度な緊張と過度な緊張」の差によるもの。
①.良い緊張(適度な緊張)とは?
良い緊張は、心にも体にも適度な緊張を与えることによって、集中力を高めてパフォーマンスを上げる効果がある。
そのため良い緊張感の中では、いつも以上のチカラを発揮出来ることもある。
ベストな緊張状態をスポーツの世界では「ゾーンに入る」って表現したりするよね。
②.悪い緊張(過度な緊張)とは?
悪い緊張は、心にも体にも過度な負担がかかり、集中力が低下してパフォーマンスを下げてしまう。
そのため悪い緊張は、ミスや失敗の原因にもなる。
過度な緊張で、頭が真っ白になってしまった状態を「フリーズする」って表現したりするよね。
良い緊張(適度な緊張)を「ゾーンに入った」状態とするなら、“ 緊張 ” を良い緊張に出来る人なんて、実はそんなにいないんじゃないかな。
だって、ゾーンに入れる人は限られているから。
スポーツ選手のように、ある分野において才能がある人だったり、専門的な知識がある人だったり、練習を積み重ねてきた人だったり、とにかくその分野に自信がある人しか入れない領域だから。
だから、多くの人が悪い緊張(過度な緊張)によってガチガチになってしまうのは、仕方のないことなのかもしれないね。
でも、その悪い緊張(過度な緊張)を和らげて、いつものパフォーマンスが出来るくらいの緊張に導くことは出来るんだよ。
2.悪い緊張(過度な緊張)を和らげるコツ
緊張しやすいと自覚している人は、きっと過度な緊張で失敗した経験がある人じゃないかな?
だから「緊張=失敗」っていう悪いイメージが付いてしまっている。
失敗を恐れるから、ますます過度に緊張してしまう。
じゃあ、その悪い緊張を和らげるにはどうすればいいのか?
いつも過度に緊張してしまう私を、その悪い緊張から解放してくれたのは、誰もが知っている国民的スターと言われる人の、ある言葉だった。
ある日テレビで、誰もが知っている国民的スターと言われる人が、視聴者からのQ&Aに答えていたの。
ある視聴者から
私はとても緊張しやすいのですが、○○さんは大舞台などで緊張することはないのですか?
という質問があって、その国民的スターの答えは
緊張はするけど、もともと自分が完璧に出来るとは思っていない。
もちろん準備や練習はしっかりやるけど、それでも所詮オレだもん。
上手く出来たらラッキーぐらいにしか思っていない。
って答えていたの。
それを見ていた私は、『正直な人だな』って思わず笑っちゃった。
日本の5大ドームを制し、世界でも活躍する国民的スターでさえも、自分の実力を過信したり、見栄を張って実力以上にカッコよく見せようなんて思っていなかった。
確かに、その国民的スターと言われる彼は “ カリスマ ” というよりは “ 親しみやすい ”というイメージで、たとえ失敗しても一生懸命さが伝わってくる感じの人。
国民的スターと言われるようになった今でも、自分を過大評価することなく、見栄を張って無理にカッコつけることも無く、ありのままの自分を見せてくれる人だから、みんなが応援したくなるんだと思う。
大役や大舞台を何度も経験しているあの国民的スターと言われる彼でさえも『上手く出来たらラッキー』ぐらいにしか思っていないと知って、妙に納得した。
自分を実力以上に良く見せようとするから、要するに、嘘をつこうとするから、余計緊張するんだって気がついたの。
これくらいのスタンスで、肩のチカラを抜いてトライするくらいでいいんだよ。
本番のために、しっかり準備して練習したら、あとはこのスタンスで、悪い緊張を和らげて、いつものパフォーマンスをすればいいだけ。
大丈夫!
肩のチカラを抜いていこう!
3.完璧を求め過ぎないで
緊張しやすいと自覚している人は、きっと自分でも気づかないうちに「失敗出来ない」っていう暗示をかけてしまっているのかもしれないね。
でも、絶対に失敗しない人なんていないと思うし、試合でも、面接でも、プレゼンでも、どんな時でも、周りの人はあなたが思っているほど、実は “ 完璧 ” なんて求めていない。
むしろ「失敗は想定内」ぐらいに思っているはず。
だから、失敗を恐れずに肩のチカラを抜いて、いつものパフォーマンスが出来るように努めよう。
完璧な人なんていないでしょう。
失敗はつきもの。
それよりも、失敗した時にどれだけリカバリー出来るかのほうが大事でしょ。
リカバリーするには「どれだけ早く冷静になれるか」が大事。
失敗しても焦らなくて大丈夫。
『失礼しました』って言って、気持ちをリセットして、またスタートすればいいんだよ。
① 実力以上にカッコつけようとしないで、ありのままの自分で勝負しよう!
② 準備と練習をしっかりしたら、あとは肩の力を抜いて本番に臨むだけ。
③ ちょっとくらい失敗しても大丈夫、完璧を求め過ぎないで。
④ 最後は『上手く出来たらラッキー』の魔法の言葉を唱えてみよう。