1.おしゃぶり育児体験記(きっかけ編)
私がおしゃぶりを使い始めたきっかけは、やっぱり寝かしつけの負担軽減のためでした。
1人目の赤ちゃんは、新生児の頃から寝つきが悪くて夜泣きもひどい赤ちゃんで、授乳タイムに十分な量のミルクをあげても、あっという間に飲んでしまって、お腹もいっぱいになって眠いのに、なかなか寝付けずにぐずり始めるというのが、ウチの子のいつものパターン。
日中なら、寝付けなくても私が相手をしてあげられるんだけど、夜中もそうだとさすがにキツイ!
それが毎日だから、さらにキツイ!!
それに、新生児期なんて3時間おきくらいに授乳でしょう。
やっと寝てくれたと思ったら、あっという間に次の授乳タイムがやってきて、『お腹空いたよ~』とまたぐずり始める。
赤ちゃんも少しずつ生活のリズムが出来てきて、夜中は5~6時間寝てくれる赤ちゃんもいるみたいだけど、ウチの子はそうはならなかった。
きっちり3時間おきの授乳タイムがしばらく続いて、その間も、夜中少しでも長く寝てもらえるように、昼間にいっぱい相手をしてみたり、いろいろ試行錯誤してみたけれど、どれもあまり効果は無かったな。
夜中少しでも長く寝てもらえるように、夜の寝る前の授乳は、ミルクの量を多めにしてみても、寝付く前に飲み切ってしまって『ミルク無くなっちゃったよ~』とぐずりだす。
そして、慌ててミルクを追加すると、今度は飲ませ過ぎで吐き出すし、毎回寝かしつけは赤ちゃんとの格闘の日々でした。
やっと寝かしつけても、すぐに次の授乳タイム。
私は仮眠しか出来ない日々が続いて、体力的にも精神的にも限界になってきてしまったの。
もともと出産直後から、母乳育児につまずき、挫折して諦めて、ミルク育児に変更していた私だったから、『私はミルク育児も上手くいかないの?😰』って、落ち込んだのを覚えてる。
(その時の、私の涙の母乳育児体験記はこちら ↓)
出産直後から、全てのことが初めてのことばかりで、何も上手くいかなくて、体力的にも精神的にも限界になってきてしまった私は、歯並びの心配があって出来るだけ使いたくなかったおしゃぶりに、とうとう手を出してしまったの。
でも、使ってみたら、もう手放せないほどの神アイテム!
おしゃぶりで、寝つきが良くなったわけでも、夜中長く寝てくれるようになったわけでもないけど、とりあえずミルクを飲み切って寝付くまでの間、おしゃぶりでちゅぱちゅぱ出来るから、赤ちゃんもゴキゲンで明らかにぐずる時間が減ったの。
そしていつの間にか寝てくれる。
3時間おきの授乳タイムは変わらなかったけど、「いつの間にか寝てくれる」ってだけで、私の体力的負担と精神的負担はだいぶ軽くなったの。
私の場合は、おしゃぶりを使うデメリットよりおしゃぶりを使わないデメリットの方が、はるかに大きかった。
子どもの将来の歯並びも心配だけど、今、私が体力的にも精神的にも参ってしまって、赤ちゃんに笑顔で接してあげられなくなることのほうが、その時の私には重大な問題だった。
それに、調べてみたら、おしゃぶりの歯並びへの影響は歯が生えてないうちはほぼ影響は無いらしく、「乳歯が生えそろうまでに徐々に使う時間を減らしていけるといいね」くらいの、ゆるいアドバイスがほとんどだった。
それでも、おしゃぶりの歯並びへの影響に一抹の不安を抱きながらも、私はおしゃぶりにたくさん助けられながら、楽しくも幸せな悪戦苦闘の日々を乗り越えていったの。
2.おしゃぶり育児体験記(おしゃぶり卒業編)
子どもの成長と共に、意識して少しずつおしゃぶりを使う時間は減らしてきたつもりだけど、それでもやっぱり、2歳になっても3歳になっても寝かしつけにはおしゃぶりが必要だった。
やっぱり、おしゃぶりでちゅぱちゅぱしてると、子どもは安心するんだよね。
2歳を過ぎてからは、日中はなるべくおしゃぶりを使わないように頑張っていたけど、それでも全く使わないなんてことは出来るはずも無く、ぐずってどうしようもない時とかには、おしゃぶりを使わせていた。
「強制的におしゃぶりをやめさせる」っていうのは、私はしたくなかったし、その覚悟も私には無かったのだけど、「成長と共に自分からおしゃぶりを卒業する日が必ず来る」と思っていたから、2歳半を過ぎて自己主張をするようになってからは、おしゃぶりを使う使わないの判断は本人に任せていた。
まあ、それは言い訳で、私の甘さでもあったんだけど。😅
ぐずってどうしようもない時に『おしゃぶり使う?』って聞くと、一瞬泣き止んでウルウルの目で『うん!』って言われたら。。。かわいすぎて、つい渡してしまう私。
下の子が生まれてからは、本人にお兄ちゃんとしての自覚も芽生え始めて「おしゃぶりは赤ちゃんが使うもの」っていうのも理解しはじめた2歳児さん。
おしゃぶりを赤ちゃんが使っているのをしばらく見つめた後、ひとこと『オレのある?』って。
おしゃぶりの誘惑と戦っていたみたいだけど、敗北した姿がかわいすぎて。。。やっぱり渡してしまう私。
こんなかわいい姿を見せられたら、とても『ダメ!』とは言えず、心の中で『かわいすぎる!』と叫びながら、おしゃぶりを渡してしまう甘い私。
そんな感じで、親子でおしゃぶりの誘惑と戦う日々を過ごし、3歳の誕生日を迎えて、幼稚園に入園すると、なぜか夜泣きが復活してしまったウチの子たち。
初めての親から離れての集団生活で、子供ながらにストレスもあったんだと思う。
赤ちゃんの時と違って、夜中に何回も泣くことは無かったけど、毎日夜中に1回、寝ながら泣き始める。
寝言の泣いてるバージョンなんだけど、声のボリュームは通常だから、私はびっくりして飛び起きる。
でも、本人は寝ているから起こす訳にもいかなくて、そっとおしゃぶりを口に持っていってちゅぱちゅぱさせてあげると、安心してまたすぐに眠りに入るっていう毎日。
幼稚園に入ってからの夜泣きは、上の子は2~3ヵ月くらいで治まったけど、下の子はしばらく続いて半年過ぎても治まらなかったな。
ウチの場合は、幼稚園に入ってからの夜泣きが治まると同時に、おしゃぶりも自然と卒業した感じだから、おしゃぶり卒業の時期は下の子の方が遅かった。
そんな感じで、おしゃぶり卒業に向けて、親子で一進一退を繰り返しながら、1年以上をかけてゆる~くゆっくりおしゃぶりを卒業していきました。
3.3歳過ぎまで使っていた、私の子どもたちの歯並びは?
(写真付き)
「赤ちゃんの歯が生えるまで」のつもりで、おしゃぶりデビューをしたけれど、結局3歳過ぎまでおしゃぶりを使いまくった子育てになってしまった私たち。
だけど、私もパパも歯並びは良い方だったので、子どもたちの歯並びも悪くはならなかった。
子どもたちの永久歯が生えそろうまでは心配だったけど、私の場合は結果的に「おしゃぶりを使いまくっても、パパママの歯並びが良ければ、子どもの歯並びも良い場合がある」という説を裏付ける1つのサンプル例のような結果になった。
(実際の写真がコレ↓ ※だいぶ拡大してるので、画質はイマイチですが。😅)
上の子 10歳の時
(ほぼ永久歯に生え変わり済み)
下の子 8歳の時
(前歯のみ永久歯、まだ乳歯あり)
なので、『あれだけおしゃぶりを使いまくっても、結果この歯並びなら、そんなに心配すること無かったな』っていうのが、私の結論でした。(あくまでも私の場合です。)
おしゃぶりを使わなくても大丈夫なら、使わないに越したことはないのかもしれない。
おしゃぶりの卒業も、早い方が理想的。
本当はそうするのが望ましいのは分かっているけど、実際の子育てにおいては、なかなか理想通りにはいかないもの。
ウチの場合、おしゃぶり卒業までに時間はかかったけれど、強制的なおしゃぶり卒業じゃなかったから、親子共にツライ思いもしなかったし、心配していた歯並びもおしゃぶりの影響は見られなかったし。
だから、ウチの場合はこれで良かったかなと思ってます。
新米パパママさんも、理想通りにはいかなくても、あんまり心配しすぎず、不安になりすぎず、上手におしゃぶりを使って、赤ちゃんとの生活を楽しんでほしいなと思います。
子育て中のこの時期は、一番手のかかる大変な時期かもしれないけれど、子供たちのかわいさがMAXの一番いとおしい時期でもあるから。
このセリフは、私の母の言葉です。
子育てに余裕のなかった当時の私には、あんまり心に響かなかった母の言葉だけど。
でも今思えば、本当にその通りで、子どもたちとの懐かしくていとおしくて、かけがえのない大切な幸せな時間だったなと思います。