「“いい人”の呪縛」から自分を解放してあげよう!

心が楽になる考え方のヒント
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「人に嫌われたくない」っていう気持ちは、誰しも少なからず持っているんじゃないかな?

誰だって、嫌われるよりは好かれたほうがいいもんね。

だから、他人の目をすごく気にして、嫌われないように “いい人” でいようと努力する。

だけど “いい人” を続けるって、結構しんどい。

“いい人” を目指すのは悪いことじゃない。

だけど「“いい人” の呪縛」に縛られることはないんだよ。

いつも、ついつい “いい人” でいようと頑張りすぎちゃうあなたへ。

心がしんどくなったら思い出して。

「“いい人” じゃなくても大丈夫! “嫌なヤツ” にならなければそれで良し!」っていうことを。

 

1.“いい人” の呪縛

“いい人” でありたいと思うあなたは、きっと真面目で、正義感が強くて、思いやりのある、とても優しい人なんだろうな。

誰かが喜んでくれたら嬉しいし、誰かが悲しんでいたら自分も悲しいって、人の気持ちに共感することのできる優しい人なんだと思う。

と同時に、きっととても弱くて怖がりな人でもあるんじゃないかな。

 

“いい人” でありたいと思うあなたは、時々 “いい人” であることにしんどさを感じてしまう時がある。

“いい人” でいたいのに、“いい人” でいることがしんどい。

“いい人” でありたいと思うあなたは、その矛盾に苦しむ。

それが「“いい人” の呪縛」。

 

でも、そんなにしんどい思いをしてまで “いい人” でありたいと思うのはどうして?誰のため?

小さい頃から「人に優しく親切に」「いつも笑顔を忘れずに」って教えられたかな?

それは素晴らしいことだけど、でもそれは「あなたを犠牲にしてまで貫きなさい」ってことじゃなかったはず。

しんどい思いをしてまで “いい人” でありたいと思うのは、本当は誰のためでもなく自分のためで、あなたが人に嫌われることをすごく恐れているからなんじゃない?

だから、無理をしてでも “いい人” でいようとする。

「“いい人” をやめたら、みんなから嫌われてしまうかもしれない」という不安と恐怖で、ますます “いい人” がやめられない。

それが「“いい人” の呪縛」の正体。

 

“いい人” でいたいから、頼まれたら断れない。
“いい人” でいたいから、弱音を吐けない。
“いい人” でいたいから、嫌なことも我慢してしまう。
“いい人” でいたいから、いつも自分より他人を優先してしまう。

でも、そんなことを続けていたら、いつかあなたが壊れちゃう。

残念だけど、「“いい人” なら嫌われない」っていうのは、ただの思い込み。

どんなに “いい人” でも、その “いい人” を快く思わない人は必ずいるの。

誰からも嫌われず、すべての人に好かれるなんて、たぶん無理。

 

 

2.“いい人” じゃなくても大丈夫

あなたの周りにいる あなたを想ってくれる人は、たぶんあなたに “いい人” を求めていない。

あなたが “いい人” じゃなくても嫌わない。

だって、あなただってそうでしょう?

あなたは、自分の周りの大切な人に “いい人” なんて求めてないでしょう?

完璧なんて求めてないでしょう?

弱音を吐いても、愚痴をこぼしても、少しぐらい “いい人” じゃなくても嫌わないでしょう?

 

だから、あなたも常に “いい人” じゃなくても大丈夫。

時には、弱音を吐いたっていい。

愚痴をこぼしたっていい。

嫌なことは嫌だと言っていい。

素直に “喜怒哀楽” の気持ちを出していいんだよ。

“いい人” には似合わないかもしれない “怒” や “哀” の気持ちもね。

 

それに、多くの人は、あなたが “いい人” だろうが “いい人” じゃなかろうが、そんなに気にしていないはず。

多くの人は、あなたが “いい人” じゃなくても、あなたが誰かを苦しめたり傷つけたり追い詰めたりするような、よほどの “嫌なヤツ” じゃなければ嫌悪したりしない。

だから、“いい人” じゃなくても、“嫌なヤツ” にならなければそれで良し。

 

 

3.「“いい人” の呪縛」から自分を解放してあげよう

例えば、あなたが “いい人” じゃないと嫌うような人がいたとして。

その人は、あなたに “いい人” を求めているんじゃない。

あなたに “都合のいい人” を求めてる。

あなたが “都合のいい人” だから一緒にいるだけ。

利用できるから一緒にいるだけ。

だから、利用価値がなくなれば離れていく。

あなたに “都合のいい人” を求めてるその人は、あなたにとって本当に大切な人?

嫌われたら困る人?

あなたを本当に想ってくれてる人?

違うんじゃない?

あなたを都合よく利用するだけの人は、離れてくれて構わない。

一緒にいてくれなくて構わない。

そんな人には、嫌われたって構わない。

 

あなたが “いい人” じゃなくても嫌わない、弱音を吐いても嫌わない、愚痴をこぼしても嫌わない、素直に “喜怒哀楽” の気持ちを出しても嫌わない、そんなありのままのあなたを想ってくれる人を、あなたは大切にすればいい。

大丈夫。

そんなふうにあなたを想ってくれる人は必ずいるよ。

“いい人” じゃなくても、“嫌なヤツ” にならなければそれで良し。

“いい人” は、あなたのできる範囲で充分なんだよ。

「“いい人” の呪縛」から自分を解放してあげよう。

 

 

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