ママになったばかりで、つい頑張りすぎちゃう あなたへ。
母乳育児が上手くいかなくて、悩んでいる あなたへ。
初めてのことばかりで、不安だらけだと思うけど。
そんなに心配しなくても大丈夫。
そんなに頑張らなくても大丈夫。
だって、赤ちゃんが一番うれしいのは、あなたが笑顔でいてくれることなんだから。
1.私の母乳育児体験記(産院編)
赤ちゃんが生まれて、ママの最初の仕事は、赤ちゃんに母乳をあげること。
こんな当然のこと、どんなママでも当たり前に出来ると思っていた当時の私。
母子ともに健康だったし、私の母乳の出も悪くなかったし、出来て当然と思ってた。
赤ちゃんの本能で、すぐにおっぱいを飲んでくれると思ってた。
たけど、私と赤ちゃんは大苦戦!
その理由は、私の乳首の形が悪くて赤ちゃんが飲みづらかったのと、単に、私も赤ちゃんも不慣れだったのもあったのかな。
出産した病院の看護師さんによれば、「新米ママと赤ちゃんには、どっちも不慣れで上手におっぱいをあげられない」ことは、よくあることらしいの。
そのため産後の入院中、母乳が足りない分を、看護師さんが哺乳瓶で赤ちゃんにミルクをあげるのも、よくあること。
入院中に、新米ママも赤ちゃんも、だんだんコツをつかんで、上手におっぱいをあげられるようになるみたいだけど、私はそうはならなかった。
入院中の母子同室の時間に、私も一生懸命おっぱいをあげようとしたけれど、そのたびに赤ちゃんは上手に飲めなくて大泣き。。。
赤ちゃんにしてみれば、看護師さんから哺乳瓶でミルクをもらっていたから「飲みづらいおっぱいと飲みやすい哺乳瓶、どっちがいい?」ってなったら、そりゃ飲みやすい哺乳瓶のほうがいいってなるよね。
でも、そんな不慣れな私たちを、看護師さんは一生懸命励ましてくれて、

母乳の出は悪くないから、きっと大丈夫。
その泣いている赤ちゃんの口に、おっぱいを突っ込むの。
そう言われて、何度もトライしてみたけれど、やっぱり赤ちゃんはさらに大泣きするよね。
乳首の形が飲みやすいおっぱいなら、それを繰り返しながら、赤ちゃんもだんだん上手になっていくのかもしれないけど、私はそうはならなかった。
それでも、毎回15分ほど悪戦苦闘しながら、やっとおっぱいを飲んでくれる時もあれば、全くダメな時もあって、そんな時は私のほうが諦めて、搾乳した母乳を哺乳瓶に入れて飲ませてたの。
そんな状態だから、もちろん母乳の量が足りるはずもなく、足りない分は、看護師さんが哺乳瓶でミルクをあげてくれていたの。
そして結局、私も赤ちゃんも不慣れなまま、退院の日を迎えてしまった私たち。。。
2.私の母乳育児体験記(自宅編)
それでもなんとか母乳育児を続けようと、退院後は、看護師さんに紹介してもらった「母乳育児教室」にも通ったし、ニップシールド(乳首を保護して飲みやすく補助するもの)も使ってみた。
私だって『母乳が出るなら母乳で育てたい』と思っていたから、ひたすら頑張った。
だけど、上手くいかなかった。
退院後は、毎回、大泣きの赤ちゃんと30分ほど悪戦苦闘して、赤ちゃんのほうが諦めて、やっとおっぱいを飲んでくれることもあったけど、大泣きの赤ちゃんに私のほうが諦めて、ミルクをあげちゃうことも多かった。
そんな状態だもん、さすがに赤ちゃんだって『哺乳瓶のほうがいい』って気づくよね。
それに、新生児期なんて3時間おきに授乳でしょう?
毎回30分も悪戦苦闘していたら、私の体力が持つわけもなく、だんだんと私の心も折れそうになって。
私も早く母乳育児を諦めればよかったんだけど、初めての赤ちゃんだったし、『母乳のほうが健康に育つ』みたいなのを信じていたから、毎回フラフラになりながら母乳育児を頑張ってしまったの。
でもついに、生後1ヵ月ぐらいだったかな?
赤ちゃんが、私のおっぱいを全力で拒否したの。
抱っこしておっぱいを近づけても、顔をそむけて全力拒否。
これには参った。
『ママのおっぱいがそんなに嫌なの?』って私が大泣きした。
それで気づいたの。
赤ちゃんも大泣き、私も大泣きの母乳育児より、赤ちゃんも私もニコニコのミルクのほうが幸せでしょうって。
それからは、母乳育児は諦めて、完全ミルク育児。
3.私の母乳育児体験記(まとめ)
あのまま母乳育児を頑張っていたら、私はきっと産後鬱になっていたと思う。
幸せなはずの授乳体験が、辛い思い出になっていたと思う。
それに今になってみれば、初乳以外ほぼミルクで育ったウチの子だけど、風邪をひくこともほとんどなく、元気に育ってくれて、母乳にこだわる必要なんて全然なかったと思う。
ママがいつも笑顔で、赤ちゃんを抱きしめてあげられる状態でいるほうが、よっぽど大事。
ママと赤ちゃんが泣きながら頑張るよりも、ママと赤ちゃんがニコニコ笑顔で過ごせるほうが、よっぽど大事。
母乳かミルクかなんて、大した問題じゃない。
だから、頑張り過ぎないで。
この時期だけの特別で貴重な赤ちゃんとの時間を、ママと赤ちゃんが笑顔でいられるほうを選べばいいんだよ。