自分自身と、大切な相手を守るための “避妊の知識”。
『言葉は聞いたことがある』とか、なんとなく知っているだけじゃダメ。
それじゃ大切なものは守れない。
だからこそ、ちゃんと伝えたい。
親が本当に伝えたい 正しい避妊の知識。
1.中絶のリアル
毎年、人工中絶って16万件くらい行われているらしい。
ということは、日本のどこかで毎日 約450件も行われているという計算。
知らないだけで、結構身近なところで、しかも毎日のように行われているという現実。
人工中絶は、母体を守るために法律で認められていることだから、悪いことではない。
だけど、母体を守るためであっても、中絶は母体への負担が大きいのも事実。
だから、今はまだ妊娠を望んでないのなら、避妊の方法をきちんと知って、大切な体を守ってほしい。
いつか本当に妊娠を望んだ時に、大切な命を授かれるように。
2.正しい避妊の方法
避妊の方法は、段階的に大きく分けて3つ。
(他にも避妊法はありますが・・・
下記の避妊法が最も一般的で、体にあまり負担が無く、手軽に行える方法です。)
② SEXの時の避妊法・・・コンドーム
③ SEXの後の避妊法・・・緊急避妊薬(アフターピル)の服用
①.普段からの避妊法・・・低容量ピルの服用 と リズム法
①-1.低容量ピルとは?
これは女の子側の避妊の方法で、低容量ピルを毎日1錠 服用する方法。
だけどこれは、毎日ピルを飲み続ける必要があるし、病院(産婦人科など)で処方してもらう必要があるしで、ちょっと大変なイメージ。
①-2.リズム法とは?
女の子の避妊法として、低容量ピルを服用するのがベストなのは分かっているけど。。。
ピル処方のために定期的に通院しなくちゃいけないとか、1ヵ月分3,000円くらいかかるとか。。。
『ピルはちょっとハードルが高いなぁ』と感じる女の子も、きっと多いよね。
だから少なくとも、女の子は普段から自分の生理(月経)のリズムを把握して、自分の妊娠しやすい時期を知っておくことが大事。
これがリズム法と言われるもの。
(リズム法は、正確には 避妊法ではありません。)
より正確に体のリズムを把握するためには、毎朝体温を測る必要があるんだけど、これがまた大変。
(私は毎朝の検温は面倒だったけど、苦痛じゃなければ検温もしてみよう!)
だから最低限、毎月の生理周期を記録して、自分の体のリズムを把握しておこう。
リズムが把握出来ると、排卵日も予測出来る。
今は、そのための無料の携帯アプリもあるから、だいぶ記録管理がしやすくなっているんだよ。
アプリのカレンダーに今月の生理開始日を記録すると、来月の生理予定日と排卵日を予測してくれるという優れモノ。
もちろん私も使っていて、体温は測っていないけど、それでも生理予測日は高確率の的中率!(予測日がズレたとしても、毎回0~2日前後する程度。)
ということは、そのアプリが予測した排卵日もおおよそ当たっているということだから、排卵日前後の妊娠しやすい日を予測することが出来る。
その “妊娠しやすい日” のSEXを避けることで、妊娠の確率を下げるという方法。
でも、これはあくまでも予測で、避妊法というよりも体調管理のためのもの。
体調によっては、もちろん大幅にズレることもある。
私も体調によっては、生理予測日が1週間以上もズレることもある。
だから、リズム法だけで避妊したつもりになっちゃダメ!
女の子に、絶対に妊娠しない“安全”と言い切れる日なんて、本当は無いの。
だから避妊法としては、SEXの挿入時は必ずコンドームをつけてもらうこと。
②.SEXの時の避妊法・・・コンドーム
これは男の子側の避妊の方法で、最も一般的で、最も簡単な避妊方法のコンドーム。
これは男の責任として、男の子が用意して、ちゃんと着けて女の子を守ってほしい。
(もちろん、女の子が用意しても OK!)
コンドームを買うのは、恥ずかしくてイヤかもしれない。
私も初めて自分で生理用品を買った時は、すごく恥ずかしかったのを覚えてる。
でも今思えば、生理用品を買うことは、女子として当たり前のことで、誰も変に思わないし恥ずかしいことでもないって思えるけど、最初はやっぱり恥ずかしいよね。
生理用品でも恥ずかしかったんだから、コンドームは尚更だよね。
でもそこは、男として堂々と、頑張って乗り越えていってほしい。
(通販でも買えるしね)
自分の大切な女の子を ちゃんと守ってあげられるのが、カッコイイ男の子だよ。
それに、コンドームは、女の子を守るためだけのものじゃなくて、男の子を守るためのものでもあるんだよ。
コンドームは、性感染症の予防としても一番確実な方法でもあるんだから。
ちなみに『SEXをしても “中出し” をしなければ妊娠しない』なんて、間違いだから。
(実際に私がそれで妊娠してるし・・・)
妊娠を望んでいないなら、必ずコンドームをつけること。
これが、男の子が女の子にしてあげられる たった1つの避妊法。
③.SEXの後の避妊法・・・緊急避妊薬(アフターピル)の服用
③-1.緊急避妊薬(アフターピル)とは?
これは、女の子側の最後の手段の避妊法。
SEXの時の避妊に失敗してしまった場合の緊急措置で、SEXの後なるべく早く72時間以内に服用する緊急避妊薬(アフターピル)。
病院(産婦人科など)で処方してもらう薬。
72時間以内に、病院で処方してもらって服用するということは、迷っている時間は無いっていうこと。
例えば、金曜日の夜に失敗した場合、ほとんどの病院は土曜の午後と日曜は休診だから、次の日の土曜の午前中には病院に行かなければ間に合わない。
月曜日だと、ギリギリ間に合うかどうか。
しかもその薬は、妊娠を確実に回避するものではなく、避妊効果は80%くらいで、服用が遅くなれば遅くなるほど妊娠のリスクが高まるの。
さらにその薬は、保険適用外の自費診療になるから、病院にもよるけど費用は5千円~1万円ぐらい。
そして、その時に病院で必ず「最後に生理(月経)が来た日」を聞かれるはずだから、リズム法で毎月の生理開始日を記録しておくことが大事。
ここが避妊の最後のチャンス。
緊急避妊薬っていうのは、簡単に言えば、受精卵をお腹に宿らせない(着床させない)ようにする薬。
「受精卵がお腹に宿る(着床する)=妊娠する」ということだから、そうなったら選択肢は2つしかない。
産むか産まないか。
出産か中絶か。
だから、避妊に失敗したかもしれないと思ったら、すぐに迷わず病院に行かないとダメ。
③-2.親にバレずに緊急避妊薬(アフターピル)を処方してもらえるか?
『病院に行ったら親にバレる』とか心配しなくて大丈夫。
行く前に病院に電話して、親にバレないように処方してもらえるか確認してみて。
そもそも保険証を使わない自費診療だし、保険適用外の薬だから、保険証出さなくてもいいはずだし。(『身分証明のために見せて』とは言われると思うけど。)
すでに社会人で、自分の保険証がある場合には、そんな心配をする必要はないけど、まだ未成年・学生とかで親の扶養に入っている場合には、費用と合わせて病院に確認してみよう。
『費用が1万円なんてお金無い』とか悩んでいるのは、話にならないよ。
もし妊娠してしまったら、出産するにしても中絶するにしても、もっと費用がかかるんだから。
相手にも費用を負担してもらって、すぐに1万円を用意して病院に行かなくちゃダメ!
③-3.緊急避妊薬(アフターピル)に頼りすぎは危険!
緊急避妊薬(アフターピル)は、“最後の手段の緊急避妊薬” というくらいだから、頻繁に使っていい薬ではないんだよ。
副作用で、人によっては気分が悪くなることもあるみたいだし。
普段からの避妊法として服用する “低容量ピル” と違って、緊急避妊薬(アフターピル)を常用するのはリスクが高いし。
何より、緊急避妊薬(アフターピル)は、高い確率で妊娠を避けることが出来るけれど、100% 確実に避妊が出来るというわけではないのだから。
それに、実際に『避妊に失敗したかもしれない』という状況になった時、多くの女の子は『まさかね』とか『きっと大丈夫』とか、何の根拠もない希望にすがって、病院に行くタイミングを逃してしまう。
避妊の最後のチャンスを逃してしまう。
これが現実。
だからこそ、妊娠を望んでいないなら、毎月のリズム法とSEXの時のコンドームは必須なの。
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